推しの話をするとしよう〜私とKさんについて〜
タイトルのまんまである。
推しの話しだ。
どうせまたFGOの邪ンヌ可愛いやセイバーオルタ可愛いて話だろて思った方。
ちがうのだ。
これは私が以前いた現場で出会った男性についての話だ。
私のTwitterを見てる方はご存知かもしれない。度々「推しのKさん」について呟くことを。
この「推しのKさん」は何だと言われる事も多く、何か作品のキャラかと思いました。と来たこともあった。
「推しのKさん」は何かの作品のキャラでもなく、まして俳優さんや声優さんでもない。
では、なんなのだ。
答えは以前の現場で同じチームだった歳上の男性SEである。
特に有名な訳では無い。ただ、ホントどこにでも居る男性。
何故推しになったのか、どこが推しポイントなのか、これから綴っていこうと思う。
季節は冬。
外の世界は寒く厳しいなかプロジェクトは炎上しとても熱かった。
Webアプリケーション開発プロジェクトのなか、私は主にDBからデータを取得しそれを画面表示用加工し画面に出力する、所謂クライアント側の制作を行うチームに所属していた。
複雑な画面は何とか大枠片付けたが画面数があるが単純な画面の作成が締めに追いつかないてタイミングでチームの大幅な増員かあった。
炎上してたこともあり兎に角人手不足だったので単純に増員は嬉しかった。
その増員メンバーの1人にKさんはいた。
初見の印象はかなり清潔感のある人、スーツがとても似合ってる、増員メンバーの中で1番顔が顔がいいな。
兎に角見た目の印象は良く、メンバーの中で見た目は彼が1番とも思ってる。今でもだ。
Kさんが配属されてから数日は会話なし。
お互い黙々と画面作る日々。
話すとしてもKさんは出社が早いため私が出社しデスクに着くと「おはようございます。」と爽やかに挨拶をし私がそれに「おはようございます…」生気の無い挨拶を返すぐらいであった。
そのやり取りで収まらなくなる出来事起きた。
その時私は…運命に出会う…。
「(本名しかも下の名前:以下面倒なのでアズで統一)さん、今お時間大丈夫ですか?」
普段呼びなれない仕事の人からの名前呼び。
ドキッとしながらも声のする方へ顔を向ける。
そこには私の目線に合わせるよう膝をついてしゃがんだKさんが目の前にいた。
「すみません。分からないとこがでてきて教えてほしのですが。」
どうも制作中何かの壁にぶつかったみたいだ。
当時チーム内ては1番年下は私であったが画面表示に必要なhtml、css、JavaScriptの知識経験は私が1番あったため良く技術面でチームメンバーに分からないとこを聞かれることが多かった。
リーダーも「クライアント側で分からないことあったアズさんに聞いてね!」といってたのでKさんもそれにのっとて私に聞きに来たのだろう。
Kさんのぶつかった問題は私の知識何とかなるものだったので楽々解決。
それからKさんは分からないことがある度私に聞きに来て、私は私で教えながらも取り留めない雑談をはさんでいった。
元々好青年と行った出で立ちのめ印象は良く、また話を聞くのが上手い。穏やかで丁寧な口調。それだけでも好感度良かったのだが、親しい人に対しては一人称私ではなく俺になる、割とユーモアがある、お客様から下さったドリアンキャンディ(とても臭い)を離席のYさんに押し付けようとするせこさ、そして何より顔が良い。
もう推しポイントがグングン上がっていった。
お客様がKさんに対して「色々教わってるからアズさんに焼肉奢ないとねー」と言った冗談が本当になり最終的に野毛でサシ飲みをするまでに至った。
その時にどこに住んでるのか、就職前は何してたのかとかKさんの休日の過ごし方とか(めっちゃアウトドア派だった)話したりとKさん情報に詳しくなりとても充実した飲みである。またしたい。
月日は経ち、画面側の制作は概ね完成し、演算処理チームサーバー構築チーム等々交えての合同試験のフェーズに移りゆく。
演算側のテスターの人手不足により画面側チームから何人かが演算処理の試験チームに加わる事になった。勿論私もKさんも含まれてる。
画面側の知識はあるがバッチ処理やアルゴリズム、Linuxの知識はかなり疎いため正直試験項目を見ても訳分からん、手順書見てもその手順をやるのに必要な知識がわからん状態であった、。
対してKさんはLinuxの知識は乏しいが元々Windowsバッチ処理の作成だったりサーバーの運用だったりと演算処理の試験のがまだ自分の得意分野に近い。
今まではKさんに教える事がKさんが教わる事になった瞬間だった。
慣れない作業で四苦八苦。プロジェクトは灼熱地獄。そんなタイミングでまさかの試験以外お仕事。
シェルの修正。
いや、シェル自体作ったは経験あるけど起動コマンド書いただけのシェルだしましてやファイル削除のシェルの修正て、いややるの怖い…。
しかし現実は残酷。
私はそのタスクをやるしかなかった。
やりたいことは明確。しかし方法が分からない。Google先生聞いても何を聞けばいいか分からずじまい。どうしたものかと頭を抱えて半日。
「KさんLinux分からない!!!教えて!!!!」
Kさんに聞くことにした。
普段は私がKさんのデスクまで行って教えてたのがKさんが私のデスクまできて教えてくれる。これはなかなか新鮮。しかもらいつもより距離が近い。いい顔がすぐ横に見れる。
慣れた手つきで私のキーボードでコマンドを打つ(アズより早くコマンド打ててた)
タスクの事よりもこの人の横顔はなんて良いのだ。元々良かった顔が横顔で更に良くなる。
しかもよく見てみると体型ががっちりしているが腰尻が良い感じに締まっている。細いではなく筋肉が着いたいい感じの肉付きである。
なかなかガタイはいい方なのだがスーツが非常に体型とマッチしていてめちゃくちゃ似合ってる。
靴も常に磨かれて、新品ではないが丁寧に手入れしているのがわかった。スーツも同様である。
あ、推しだ。
そう思うのに時間はかからなかった。
「今日推しのKさんがマジ良くてね!!!!!」
所属しているボードゲーム会の中でも横浜近辺在住のメンバー(通称横浜ディビジョン)を集めてよく飲むことある。
その飲み会遅れて到着回口1番が推しのKさんの話であった。
ひたすらに語った。顔がいい。かわいい。現場飲みの時真正面に座って観察してたら顔を時々ムニーて自分の手でするかわいい...etc
そのうちメンバーの1人が「うちの推しのKさんもね」と語りだし(その方は声優さんが推し)飲み会はひたすらアンジャッシュ推しのKさん騙りで終わった。楽しかった。
以上が「推しのKさん」誕生の経由である。
その飲み会以降私の行動エスカレートし、席替えするけど誰をどこに配置すればいいかなと相談をリーダーから受けたら、私を推しのKさんの隣に配置する事による仕事上のメリットを上げ最終的横顔が見れるから隣にしてくれと熱いプレゼンをしたりそのプレゼンが通ったり、
こんな炎上プロジェクト居たくないですがKさんがいたら契約延長します。とリーダーに言ったりもした。(推しのKさんは転職するため引き止めが出来ず結果私もこのプロジェクトを去った)
KさんとはLINEを交換したためちょこちょこ連絡をしている。
本人がなかなか不幸体質かつめちゃくちゃバイタリティがあるためか今いる現場も地獄のようだ。なんなら前いた現場より地獄度が上がっている。色々社畜すぎてとても心配なので、マメに連絡をするようにしている
私は私はで推しのKさんをこじらせて、彼は私にとっての一種のベアトリーチェなのかもしれないと思ったりもした。今はお友達になりたい。一緒にタピりたいです。
色々弄れているかもしれないが…
私はあの人を、Kさんを推していく。